「仮想通貨が最近伸びているらしいけど、相場が安定しなくて不安」
「いろんな仮想通貨があるみたいだけど、どうやって銘柄を選べばいいのかよくわからない」
このように感じる方も多いのではないでしょうか。
私は2018年から仮想通貨を始めましたが、未だに伸びる銘柄を選ぶのは簡単ではないと感じます。
しかし、仮想通貨は単に運で相場が変動しているわけではなく、伸びる銘柄と伸びない銘柄には必ずその要因があるものです。
今回は、初心者でも分かりやすいように、投資するべき仮想通貨を見つけるための基本的なポイントを解説します。
仮想通貨は価格の変動が激しいので、どんなに安定しているように思える銘柄でも、一時的な暴落は起こりうるものです。
そういったときに、長期的には将来性の高い銘柄でも、伸びると考える「根拠」を自分の中で腹落ちしていないと、暴落の不安に耐えられず手放してしまい損してしまう可能性が非常に高いです。
もったいない理由で損をしないためにも、物事の「本質」を見極めて、自分が自身を持って信じられる銘柄に投資しましょう!
※本記事の内容は筆者の主観や推測が含まれており、情報の正確性や信頼性を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。本記事を基にした行動により生じたいかなる損害についても、筆者および当ブログは一切の責任を負いません。
1.3~10年の長期投資することを大前提とする
大前提ですが、今からお話するのは長期投資で勝率を上げる方法です。
具体的には3~10年以上保有することを前提としています。
仮想通貨は変動が大きいので、短期で大きく利益を上げられる可能性を秘めているのは事実です。
中には、実用性は低いのに、有名人がポジティブな発言をするだけで相場が10倍、100倍上昇するような銘柄もありました。
しかし、そのような銘柄は上手いタイミングで買いと売りを行うことで短期間に大きな利益を上げられる可能性を秘めていますが、一方で大きく損をする可能性も十分にあります。
話題性だけで伸びた銘柄は、伸びたタイミングでプロの投資家たちが、一斉に売りを始めて大暴落するのが定石です。
また、その銘柄に実用性がなかった場合は、その後相場が回復する確率は低く、結果的に初心者は高値掴みをして損してしまう可能性が非常に高いです。
株式投資でもそうですが、短期トレーダーの9割は長期保有者より利益が低いという話があり、最終的に得をする確率が高いのは長期投資なのです。
仮想通貨は長期保有だとしても、過去の相場からすると、10倍、20倍の利益を目指せるので、わざわざリスクの高い短期ではなく、長期投資で稼ぐことを肝に銘じておきましょう。
伸びる確率の高い仮想通貨を選ぶ方法
それでは、ここから本題に入っていきます。
今後伸びる確率の高い仮想通貨を選定し、成功するには次の3Stepを考えます。
Step1.伸びない銘柄を見極める
Step2.伸びる銘柄を見極める
Step3.伸びる銘柄を長期積み立て投資する
これを見ると、そんなの当たり前だよねと思われるかもしれませんが、仮想通貨で損をする人は頭ではわかっているつもりでも上記の基本的な3つができていません。
なぜできないのかというと、Step1, 2は銘柄を見極めるための「項目の洗い出し」、「明確化」ができておらず、なんとなくで選んでしまっているからです。
また、Step3では、長期積み立てを極力自動化し、自分の感情が介入しない仕組みを作ることが大切です。
この点をしっかり押さえる方法をこの後解説していきます。
Step1:伸びない銘柄を見極める
伸びない可能性の高い銘柄の特徴は下記になります。
1.プロジェクトの開発が終了している
2.他銘柄と比較して技術的利点がない
3.ステーブルコインである(ドルなど法的通貨に連動する仕組みの銘柄)
※但し、ステーキング報酬を狙う場合は投資OK
他にも注意するべき項目はあるのですが、最低限、上記3つのどれかに当てはまる場合は投資するかどうか注意深く検討するようにしましょう。
上記内容について詳しく解説していきます。
1.プロジェクトの開発が終了または停滞している
プロジェクトの開発が終了または停滞しており、今後技術的革新が起きない銘柄に投資するのは得策とは言えません。
なぜなら、現状存在している仮想通貨の多くは、なんらかの課題を抱えており、日々改良するための研究開発を進めていかなければ、全世界の人々が実用できるレベルにはないからです。
そんな状況の中、プロジェクト開発が終了している銘柄が、現在進行形でバリバリ開発を進めている銘柄を押しのけて上場する確率って限りなくゼロに近いと思いませんか?
もしなにかの拍子に話題性が高まり、価格が高騰するようなことがあっても、長期的に見れば下落の道を辿ることは容易に想像できます。
そのようなプロジェクト開発が終了している銘柄は安易に選ばないようにしましょう。
※但し、ビットコインだけは特別で、開発は終了しているものの、今後も価格が上昇する可能性を秘めています。その理由としては、圧倒的な知名度があり、現在の仮想通貨市場の大半を占めていることや、発行上限や半減期など需要を高める仕組みがあることから、金投資のような1つの貯蓄手段的立ち位置を確立しているからです。
プロジェクトの開発状況を確認する方法としては、下記のものをチェックしてみてください。
・調べたい銘柄の公式サイト
・仮想通貨関連ニュースサイト(Coinpostなど)
・仮想通貨系youtuber
・X(Twitter)
但し、サイトの情報が間違っている可能性も十分考えられますので、複数のサイトや情報媒体をチェックして、正しい情報を得られるようにしましょう。
2.他銘柄と比較して技術的利点がない
技術的な利点がないコインも長期的に見て価格が上昇する確率は低いでしょう。
例えば、技術的な魅力はないが、有名人が取り上げたことで一時的に価値が高騰しているようないわゆるミームコインなどです。
ミームコインとはユーモア性を重視したネタコインで、例えば、ネット民に親しまれているキャラクターなどをモチーフにしたものが多いです。
有名なもので行くと、「DOGE」や「SHIBA」、「MONA」などがあげられます。
このようなコインは一時的には爆発的な価格上昇を見せる可能性もあるのですが、長期的に生き残れる可能性は低いため、リスクを十分理解しておく必要があります。
3.ステーブルコインである(ドルなど法的通貨に連動する仕組みの銘柄)
ステーブルコインとは、ドルなどの法的通貨やビットコイン、イーサリアムなど比較的価格の安定した相場に連動して価格が変動するように設計された仮想通貨のことです。
有名なもので、「DAI」や「USDT」、「USDC」などがあります。
これらのコインは技術的な価値がないというわけではありません。
しかし、ビットコインなどのような、数年で2倍、3倍、10倍といったスケールで価格が上昇する可能性はかなり低いです。
なぜなら、最初に述べた通り、ステーブルコインの相場はドルなどの価格の安定した資産と同じ動きをするものだからです。
つまり、ステーブルコインに投資するということは、連動しているドルなどの通貨を持つのと同じことなので、将来的な価格上昇を狙った投資をしたい場合は不向きでしょう。
ただし、ステーキングという仮想通貨をブロックチェーンのネットワークに預けて、報酬をもらう仕組み(銀行の利息のようなもの)を活用したい場合には、価格変動が少ないステーブルコインが向いているため、自分の目的に合わせて活用するようにしましょう。
ステーキングについての詳しい内容はこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
>>仮想通貨のステーキングってなに?ファーミングとの違いは?ステーキングにおすすめな銘柄の選び方についても解説!
Step2.伸びる銘柄を見極める
それでは、伸びる銘柄を見極めるためにはどのような点に注意すればよいでしょうか。
伸びる銘柄を見分ける方法としては下記の項目が考えられます。
1.実用性と活用方法があること
2.開発を継続しており、コミュニティが活発であること
3.技術的に独自性があること
4.発行上限やバーンメカニズムなどの需要を高める仕組みがあること
上記の4つの観点は、どれも将来的に価格を高騰させる要因になりうるものであり、これらの条件に当てはまっているかを確認するようにしましょう。
確認方法としては、前章と同じですが、対象銘柄の公式サイト、ニュースサイト、youtube、X(Twitter)などのメディアを活用して調査してみましょう。
但し、公式に近い1次情報(公式サイトやニュースサイト)で情報収集するのが最適ですが、専門用語が多かったり、英文で書かれていたりと、一般人がすべてを理解するのはかなり難しいと思います。(私も勉強中です)
そういう場合は、youtubeや個人ブログなど、誰かがかみ砕いて簡単に説明してくれているものでも構いませんで、しっかり自分で情報を得る行動をしましょう。
youtubeなどは間違った内容や個人的な憶測で語っているポジショントークなども多いですが、複数チャンネルを見比べることで、少しずつ情報の正しさが判別できるようになってくるはずです。
1.実用性と活用方法があること
仮想通貨が成功するかどうかは、どれだけ現実世界の問題を解決できるかにかかっています。
もちろん、仮想通貨の相場に影響しているのは話題性や市場の心理状況などもありますが、本質的に成功するためには、実際に何かの役に立つ能力を発揮できる必要があると考えられます。
例えば、以下の点を確認しましょう。
●活用方法が明確か(その仮想通貨が具体的にどのような問題を解決するのか)
例1: ビットコイン (BTC) はデジタル資産として貯蓄手段となっている。
例2:イーサリアム (ETH) は「スマートコントラクト」(事前にプログラムされた条件が満たされたときに自動で実行される契約)の基盤として様々な用途で活用されている。
●利用される業界はどこか:仮想通貨がどの分野で使われる可能性があるのか。
例: 医療記録の管理、物流業界での追跡、金融サービスの簡略化など。
●実際に使われているか
既にその仮想通貨が企業やプロジェクトで利用されているか確認しましょう。
2. 開発を継続しており、コミュニティが活発であること
仮想通貨のプロジェクトを支えるチームと、それを応援するコミュニティは非常に重要です。
●開発者の経験と実績
・チームメンバーが過去にどのようなプロジェクトに関与していたのかを調べる。
・特に、ブロックチェーンやAIに関する経験があるかどうか。
●透明性があるか
・チームが進行中のプロジェクトや技術的な詳細をきちんと公開しているか確認。
例えば、GitHubに頻繁にコードが更新されているプロジェクトは、開発が進んでいると考えられます
●コミュニティの活発さ
・メディアやフォーラムでの活動状況を見る。活発なコミュニティはプロジェクトの信頼性を高めます。
例えば、「TON」というアルトコインは、日本ではあまり知られていませんが、Telegramという世界ユーザー9億人を超えるメッセンジャーアプリと互換性があり、そのコミュニティの広さから将来性が高いとされています。
3. 技術的な独自性を評価する
仮想通貨の競争力は、他とは異なる技術やアイデアを持っているかに左右されます。
例えば、イーサリアムはビットコインよりも取引時間が短いことで知られていますが、最近ではイーサリアムをも凌ぐ速度と手数料の安さを持つ銘柄も登場しています。
代表的なものとして、「SOL」や「SUI」などのアルトコインは取引が高速、且つ手数料も安いことで話題になっており、イーサリアムを超える性能を感じられることからイーサリアムキラーとも呼ばれています。
4.発行上限やバーンメカニズムなどの需要を高める仕組みがあること
市場の需要を高める仕組みが組み込まれているかどうか、というのも今後高騰する銘柄を見極めるうえで重要になってきます。
まず大前提ですが、仮想通貨の価格が上昇するのがどういう時かを考えると、市場に存在している通貨の総量に対し、通貨を買いたい人が多ければ多いほど、需要が増えますよね。
需要が増えると、価格が高騰していきます。
なので下記するべき点は下記2つです。
- 供給が制限されているか:
- ビットコインのように発行上限が決められている場合、需要が増えると価格が上がりやすい。
- 需要を増やす仕組みがあるか:
- ビットコインに4年に1度訪れる半減期や、バーンメカニズム(トークンを意図的に廃棄して希少性を高める仕組み)、ステーキング(保有することで報酬が得られる仕組み)など。
もし、このような仕組みがない場合、例えば、供給量に制限がない場合だと、コインは無限に増え続けるので、価格を上げなくても供給可能となってしまい、価格の高騰は起こりません。
Step3.伸びる銘柄を長期積み立て投資する
投資する銘柄を決めたら銘柄を購入しましょう。
ただしここでも注意点があります。
それは、なるべく自分の感情に関係なく自動で積み立て投資できるような仕組みを採用するということです。
仮想通貨相場は変動が激しく、初心者のうちは大きな変動に耐えられず、高値で注文したり、下落相場で利確をして損してしまう傾向が非常に多いです。
これは頭ではわかっていてもうまくやるのはなかなか難しいことです。
なので、細かいことは考えず、少額を毎月(できれば毎日)積み立て投資する方式をとりましょう。
また、入金は自分で手動で行ってもよいのですが、今はそのつもりでも、時間がたつと、その習慣がおざなりになり、入金をやめてしまったり、下落相場や仮想通貨市場が盛り下がっているネガティブな時に、入金を拒んでしまう可能性があります。
しかし、このようにして入金をやめてしまうと、結局仕込むべきところで仕込めず、損をしてしまうのです。
なので、おすすめは銀行口座から自動引き落としができる取引所を選ぶことをお勧めします。
積み立て投資が可能な取引所としては下記のようなところがあります。
・コインチェック
・GMOコイン
・ビットフライヤー
・Bitpoint
この中でも銀行からの引き落としで自動積み立てができるのはコインチェックのみとなります。
なので、面倒なことは置いといて、積立投資がしたいという方はコインチェックをお勧めします。
ただし、コインチェックは1通貨あたり月1万円からしか積み立てができないです。たとえば、ビットコインとイーサリアムにそれぞれ積み立て設定したい場合、最低金額はビットコイン1万円、イーサリアム1万円の計2万円からとなります。
もし、もっと少額から投資したい、数種類の銘柄を数千円ずつ積み立て投資したい、という方はGMOコインかビットフライヤーをお勧めします。
GMOコインは月500円から、ビットフライヤーは月1円から積み立て投資が可能なので、数千円単位での積み立ても可能です。
ただし、GMOコインとビットフライヤーは銀行引き落とし設定ができず、ビットフライヤーの口座にあらかじめ積み立て分のお金を入金しておく手間があります。
どちらを取るかは自分の投資スタイルに合わせて決めてください。
ちなみに私は、ずぼらな性格なので、コインチェックでビットコインの積み立て投資を行っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
仮想通貨には様々な要素があり、どこに投資するのか迷う局面が非常に多いと思います。
しかし、最低限抑えるべきポイントを知ることで、より最適な銘柄を見つけることができるはずです。
また、利益を得るためには適切なタイミングで売り買いすることが求められるため、しっかり投資対象への理解を深めておきましょう。
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